ヒダ倍率を落としても素敵なカーテン
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カーテンにはヒダ倍率というのがあります。
1メートルのカーテンを作るのに2メートルの生地が必要なら2倍ヒダ。
1.5メートルの生地が必要なら1.5倍ヒダです。
お値段は生地が多く必要になるためヒダ倍率が高い方が高額になります。
お値段を抑えるためにヒダ倍率を下げるのも一つの手なのですが、ちょっと注意が必要です。
ヒダ倍率を下げるとカーテンはより平面的になっていきます。
例えばフラットカーテンと呼ばれるほぼ1倍のカーテンは同じ生地なら最も安く仕立てることが可能です。
ただ、平面的な仕上がりに似合わないカーテンの柄があります。
まず、小柄なもの。
小さい柄のパターンは平面的にするとかなりごちゃごちゃして見えてしまいます。
平面的で柄がよく見える分、小柄だとうるさく感じるのです。
また、クラシックでフォーマル調の柄もフラット系のカーテンには向きません。
ダマスク柄などはヒダがたくさんあってこそ豪華で高級感を演出してくれます。
一方で、ヒダ倍率が低くても問題のないカーテンの柄もあります。
まず、スタイリッシュでモダンなカーテンです。無地系でも多少の柄があってもいいですが、モダンなお部屋にはフラットカーテンは合わせてもおかしくありません。
プレーンシェードも言ってみれば1倍ヒダのカーテンです。
ヒダ倍率をあげればラグジュアリーな高級モダン。
ヒダ倍率をさげれば、スタイリッシュモダン。
そんなイメージでしょうか。
あえてヒダ倍率を下げるという選択肢もあるかもしれません。
ヒダ倍率を下げても問題のないもう一つのカーテンの柄が大柄パターンのカーテンです。
例えば葉っぱや風景が描かれたカーテンはよりその柄を綺麗に見せるためわざとヒダ倍率を下げることもあります。
小柄だとうるさく見えるフラットカーテンも大柄なら逆に綺麗に見える場合もあるのです。
このようにヒダ倍率によってカーテンは見え方が変わります。
価格を抑えるために安易にヒダ倍率を下げるのはちょっと危険です。
ヒダ倍率を下げても綺麗なカーテンになるのかよく考えてみましょう。